【必見!】更年期の悩みに効く正しいフェムケアの始め方

フェムケア更年期

人には言えない、でも毎日気になる…乾燥、痒み、におい?「年齢のせいだから仕方ない」と思っていませんか。実は正しいフェムケアを取り入れることで、これらの不快感は和らげることができます。

この記事では、更年期の方はもちろん、20~30代から始められるケアの基本とアイテム選びのポイントをご紹介します。

 

筆者プロフィール

エステサロンを営むエステティシャン歴17年。最近はフェムケア・更年期ケアにも注力。自身の更年期経験をいかし、日々の学びとケア方法を発信しています。

 

フェムケアとは?更年期とは?

年齢やライフステージによって、女性の体と心は少しずつ変化していきます。生理や妊娠、出産、更年期など、その変化に合わせたサポートは欠かせません。そんな女性の健康と快適さを守るための新しいケア習慣がフェムケアです。

 

フェムケアとは

女性の体と心をケアするための商品やサービスの総称です。

生理、妊娠、出産、後年期など、女性特有のライフステージに応じたケアを幅広く含みます。

具体的には

・生理用品(ナプキン、月経カップ、給水ショーツ)

・PMSや高年期症状を和らげるサプリや漢方・膣や外陰部の保湿ジェル・洗面用ソープ

・骨盤底筋を鍛えるトレーニンググッズなどが含まれます。

 

更年期とは

更年期とは、閉経を挟んだ前後10年間の時期で、一般的に45〜55歳頃にあたります。

卵巣機能の低下により女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少するため、体や心に様々な変化が現れます。

 

代表的な症状

・ホットフラッシュ(ほてり、発汗)

・気分の落ち込み、イライラ

・眠れない、疲れやすい

・デリケートゾーンの乾燥、痒み、におい

更年期は女性にとって心身の変化が大きくなる重要な時期です。この時期にフェムケアを取り入れることは、不調の軽減だけではなく、生活の質を高め、自分らしく前向きに過ごすための大切な一歩となります。

更年期にフェムケアが必要な理由

ホルモンバランスの変化

更年期にはエストロゲンが減少し、膣や外陰部の粘膜が薄くなります。その結果、乾燥や痒み、性交痛、匂いの変化などが起こりやすくなります。

生活の質QOL維持のため

デリケートゾーンの不快感は日常生活や人間関係にも影響します。早めにケアを始めることで、症状の悪化や精神的ストレスを防ぎやすくなります。

よくあるデリケートゾーンの悩み

・乾燥、痒み:粘膜や皮膚の潤い不足

・におい ムレ:膣内環境や下着素材の影響

・性交痛 違和感:膣粘膜の薄化 乾燥

・頻尿 尿もれ:骨盤底筋の緩み

原因とメカニズムを知っておこう

更年期や加齢による不調は突然やってくるものではなく、体の中で起きている変化が原因です。特に、膣やデリケートゾーンは粘膜で覆われており、皮膚に比べて成分の吸収率が約42倍高いと言われています。

そのため、ホルモンバランスの変化や生活習慣の影響が直接症状に現れやすく、適切なケア方法を知ることが快適さを保つ第一歩になります。

エストロゲン低下

女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、肌や髪、骨、そしてデリケートゾーンの健康を守る大切なホルモンです。ところが更年期になると、このエストロゲンの分泌量がぐっと減ってしまいます。

 

エストロゲンが減ると、膣の中の潤いを保つ力や、膣内を弱酸性に保つ動きが弱まります。その結果、乾燥しやすくなったり、痒みやひりつきが出やすくなったり、匂いが変化することもあります。これは自然な体の変化ですが、放っておくと不快感が続くこともあります。早めに保湿や洗浄方法を見直すことで、症状を和らげたり予防したりすることができます。

加齢・生活習慣

年齢を重ねると、肌や粘膜の新陳代謝(ターンオーバー)が緩やかになり、回復に時間がかかるようになります。そのためデリケートゾーンの皮膚も薄くなり、潤いやハリが減って、乾燥や痒みが出やすくなります。

また、日々の生活習慣も大きく影響します。ストレス、睡眠不足、栄養バランスの偏り、運動不足などは血流を悪くしたり、ホルモンのバランスを乱したりします。その結果、粘膜や皮膚の健康を保つ力が弱まり、症状が出やすくなることがあります。つまり、年齢の影響に加えて、生活リズムや食事の見直しもデリケートゾーンにはとても大切です。

20〜30代でも産後や無理なダイエットなどで似た変化が起こることがあります。

体の変化には必ず理由があります。原因やメカニズムを理解することで、自分に合った予防やケアを早めに取り入れることができ、不快な症状を和らげるだけでなく、長期的な健康維持にもつながります。

フェムケアの基本方法とアイテム選びのポイント

外側からのケア(特ににオススメ!)

フェムケアは体の内側からのサポートも大切ですが、毎日直接触れる外側からのケアは即攻性と安心感があります。特にデリケートゾーンは皮膚や粘膜が薄く敏感なため、適切なアイテムと方法を選ぶことが快適さと健康を守る第一歩になります。

毎日の保湿ケアを習慣にする

入浴後や就寝前に弱酸性で低刺激のジェルやオイルをデリケートゾーンに塗布。粘膜や皮膚の乾燥を防ぎ、痒みやひりつきの予防になります。また、PMS(月経前症候群)時期は乾燥しやすく、不快感がストレスを悪化させることもあるため、保湿で刺激を減らすことで心身が楽になりやすくなります。

弱酸性&低刺激の専用ソープで洗う

ボディーソープや石鹸は刺激が強すぎる場合があります。デリケートゾーン専用の弱酸性ソープを使い、優しく泡で包み込むように洗いましょう。

骨盤底筋を鍛える ながら運動

椅子に座って背筋を伸ばし、肛門と膣を3〜5秒締めて緩める動きを繰り返します。通勤、

テレビ、読書などながらでもできるため、毎日の習慣にしやすいです。

 

内側からのケア

・食事:大豆製品、豆腐、納豆、豆乳に含まれる大豆イソフラポンは、女性ホルモンに似た働きが期待できます。まいたけ、ブロッコリー、ブロッコリースプラウト、海苔、オメガ3系、オメガ6系のオイルなども粘液力アップに効果的です。

・サプリメント:ビタミンEや乳酸菌(ラクトバチルス菌など)は血行や膣内環境のサポートに役立ちます。

・水分補給:こまめな水の水分補給で粘膜のうるおいを保ちましょう。

アイテム選びのポイント

成分をチェックする。

・低刺激設計かどうか 香料、着色料、アルコール、防腐剤(パラベンなど)が少ないもの、または不使用のものがおすすめ。

・弱酸性かどうか 膣や外陰部は弱酸性環境が健康を保つカギになります。弱酸性表示のものを選びましょう。

・保湿成分 ヒアルロン酸、セラミド、天然由来植物オイルなどが入っていると乾燥対策に。

目的にあったタイプを選ぶ

・洗浄用:弱酸性ソープ、フォームタイプ、泡立て不要タイプ

・保湿用:ジェルはさっぱりタイプ、クリームはしっとりタイプ、オイルは密着保湿+肌を     柔らかくしてくれます。

・トレーニング用:骨盤底筋EMSマシーン、ながらエクササイズ

・サポート用:吸水ショーツ、布ナプキン

 

外側からのケアは日々のちょっとした積み重ねが大きな変化につながります。保湿・洗浄・筋肉ケアを習慣化することで、乾燥や不快感の予防だけでなく、将来の健康維持や自信にもつながります。今日からできるケアを無理なく続けていきましょう。

まとめ 今日から始める正しいフェムケア3つ

・保湿ケアを習慣にする

・専用ソープで優しく洗う

・骨盤底筋を鍛える運動

まずはこの3つから気軽に始めてみましょう。慣れてきたら食事やサプリなど内側からのケアも組み合わせるとより効果的です!

セルフケアをしても症状が続く、悪化する場合は婦人科や女性外来受診、オンライン診療なども利用して相談してみましょう。

 

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